欧州連合は、ユーロ圏の主要銀行90行に対してストレステストを行い、8行が不合格
となったのですが、ギリシャ中央銀行の要人は肯定的に受け止めているようです。
ちなみに、ギリシャは6行がストレステストの対象となったのですが、そのうちの2行が
不合格となっているので、とても自慢できるような内容ではありません。
合格した銀行ですら、自己資本比率が規定に達していない可能性の方が高いわけで
すから、何かの拍子で一気に経営難に陥る可能性は十二分にあります。
「転載開始:ブルームバーグ」
『ギリシャの銀行は一段の努力が必要-ストレステスト受け中銀総裁指摘』
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aJZlcEiFD8m4
7月15日(ブルームバーグ):ギリシャ中央銀行のプロボポラス総裁は、欧州連合
(EU)が実施した今回の銀行ストレステスト(健全性審査)について、
「勇気づけられる」結果だとの認識を示した。
ストレステストの結果を受けて同中銀が15日に電子メールを通じ発表した資料
によると、プロボポラス総裁はギリシャの銀行の資本状況に関する限り
「今回の結果は勇気づけられるものだ」と指摘。
その上で、「現在ギリシャ経済が直面している大きな困難からすると、ただ単に
その努力を継続するのではなく、一段とその強化が求められる」と語った。
ストレステストでは、参加したギリシャの銀行6行のうち2行が不合格となった。
「転載終了」
今回のストレステストは、素人目から見てもかなり甘いようでして、合格した82行のうち
2割程度の銀行が自己資本比率が5%前後しかないようなので、決して健全とはいえ
ません。とりあえず、ユーロは大丈夫だよとアピールしたいだけなんでしょうね。
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